恐怖
「高所恐怖症」などのように使う「恐怖」という言葉。
「恐怖」は、音読みで「きょうふ」と読みます。
「恐怖」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「恐怖」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
恐怖の意味
「恐怖」には次の意味があります。
・おそれること。こわいと思うこと。また、その気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
「恐怖」という言葉をわかりやすく言うと、「恐れる気持ち」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そうしてまた、恐怖に覆われていた私をいくらか同情してくれるだろう。
(出典:三上於菟吉『グローリア・スコット号』)
・犬は自分の横を過ぎて行く石を見た丈で、恐怖の念は更に示さなかった。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・その顔の表情といったら、恐怖というよりもむしろ死病の表情であった。
(出典:スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』)
・生れてからそれ迄一度も感じたことのないような恐怖に私は襲われました。
(出典:小酒井不木『人工心臓』)
・ひどくなると一種の恐怖さえ伴って来て眼を閉いではいられなくなる。
(出典:梶井基次郎『城のある町にて』)
類語
・畏怖(いふ)
意味:おそれおののくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・戦慄(せんりつ)
意味:恐ろしくてからだが震えること。(出典:デジタル大辞泉)
・危惧(きぐ)
意味:あやぶみ、おそれること。(出典:デジタル大辞泉)
・脅威(きょうい)
意味:強い力や勢いでおびやかすこと。また、おびやかされて感じる恐ろしさ。(出典:デジタル大辞泉)
・怖気(おじけ)
意味:怖がる気持ち。恐怖心。おぞけ。(出典:デジタル大辞泉)