街頭
「街頭アンケートを実施する」などのように使う「街頭」という言葉。
「街頭」は、音読みで「がいとう」と読みます。
「街頭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「街頭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
街頭の意味
「街頭」には次の意味があります。
・まちの路上。まちなか。みちばた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
街の中の路上を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・場所は初めは教会であったが、やがて救世軍とともに街頭へも進出した。
(出典:渡辺淳一『花埋み』)
・街頭の店には空襲以来一層閉鎖しているものが多く、一杯の茶も飲めぬ。
(出典:伊藤整『太平洋戦争日記(三)』)
・そういう性格なのだと思っていた子が、街頭で急に横から自分を呼んできた。
(出典:水月郁見『たたかう!図書委員』)
・いまこうして街頭にいて安全なのか、家の中にはいらなくてもいいのか?
(出典:C・L・ムーア『N・W・スミス&ジレル・シリーズ(全4巻) 1 大宇宙の魔女』)
・道化役者の笑う声が電気人形の腹のところから聞こえてきて、街頭に流れた。
(出典:マックス・エールリッヒ『巨眼』)
類語
・市頭(しとう)
意味:街の中。まちなか。市中。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・路頭(ろとう)
意味:みちのほとり。みちばた。路傍。また、路上。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・街角(まちかど)
意味:街頭。(出典:デジタル大辞泉)
・路傍(ろぼう)
意味:みちのほとり。みちばた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・店頭(てんとう)
意味:店の前。みせさき。(出典:精選版 日本国語大辞典)