不安障害
「社会不安障害」などのように使う「不安障害」という言葉。
「不安障害」は、音読みで「ふあんしょうがい」と読みます。
「不安障害」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「不安障害」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
不安障害の意味
「不安障害」には次の意味があります。
・強い不安や恐怖感が特徴である神経症性障害(出典:家庭医学館)
不安障害は、パニック発作を起こすこともあり、社会生活に大きな支障をきたす精神障害です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それからは不安障害という症名でくくられるようになった。
(出典:松岡圭祐『千里眼 The Start』)
・あなたは不安障害を軽視してるし、臨床心理学そのものも曲解してる。
(出典:松岡圭祐『千里眼の水晶体』)
・ただし、不安障害について潜在的理由とか無意識の働きとか、そういう説もあるって軽く触れられてるにすぎない。
(出典:松岡圭祐『千里眼 The Start』)
・警察の嫌疑を晴らして、これからは不安障害を克服するために支障のない日々が送れるはずだった。
(出典:松岡圭祐『千里眼の水晶体』)
・パニック発作などの不安障害を起こしているようには見えませんが、唐突に理性を失ってモラルやルールを一切無視し、暴走に至る。
(出典:松岡圭祐『千里眼 美由紀の正体 上』)
類語
・広場恐怖(ひろばきょうふ)
意味:街路や広場にいくこと,あるいはそのような場所にとり残されることに対する克服しがたい不安と恐怖で,主として神経症の一表現。(出典:世界大百科事典 第2版)
・過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)
意味:心因以外にとくに原因となる器質的疾患がなく、発作性に呼吸困難、過呼吸状態を生じ、それに伴い多彩かつ一見重篤そうな臨床症状を示す疾患(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・パニック障害(ぱにっくしょうがい)
意味:パニック発作といわれる、急性の強い不安の発作を繰り返す症状を特徴とする病気(出典:六訂版 家庭医学大全科)
・心臓神経症(しんぞうしんけいしょう)
意味:心臓や血管に原因がなくて,心臓病のような症状を訴える心身症。(出典:百科事典マイペディア)
・予期不安(よきふあん)
意味:「また発作が起きるのではないか」という不安(出典:厚生労働省)