集結
「各部署のトップが集結した」などのように使う「集結」という言葉。
「集結」は、音読みで「しゅうけつ」と読みます。
「集結」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「集結」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
集結の意味
「集結」には次の意味があります。
・一か所に集まること。また、集めること。特に、軍隊・船団などが一か所に集まること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
集まり結することから一か所に集まり固まることを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・方正で他部隊と共に集結を命じられた時八百人ぐらいになっていました。
(出典:御田重宝『シベリア抑留』)
・それはまるで島じゅうの烏がその一点に集結しているようにも思われた。
(出典:横溝正史『金田一耕助全集 [金田一耕助ファイル19] 横溝正史 「悪霊島 上」』)
・それによると、前方約七キロの地点に多数の敵戦車が集結しているという。
(出典:五味川純平『ノモンハン(上)』)
・それなのに、何故彼らの集結地が他にも存在し得ると判断出来るのかな?
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 2 宇宙大作戦 No2』)
・突如としてこの日、イギリスが軍艦九隻を横浜沖に集結させたのである。
(出典:半藤一利『幕末辰五郎伝』)
類語
・集まる(あつまる)
意味:多くの人や物が一つところに寄る。(出典:デジタル大辞泉)
・集合(しゅうごう)
意味:1か所に集まること。また、集めること。(出典:デジタル大辞泉)
・結集(けっしゅう)
意味:多くのものが集まって一つになること。多くのものを集めて一つにまとめること。また、その集まったもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・糾合(きゅうごう)
意味:ある目的のもとに人々を寄せ集め、まとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・群がる(むらがる)
意味:たくさんのものが一つ所に寄り集まる。(出典:デジタル大辞泉)