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享年とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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享年

「享年八十」などのように使う「享年」という言葉。

「享年」は、音読みで「きょうねん」と読みます。

「享年」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「享年」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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享年の意味

「享年」には次の意味があります。

・人のこの世に生存していた年数。死んだときの年齢。行年(ぎょうねん)。(出典:デジタル大辞泉)

「享年」は天から享けた年のことであり、何年生きたかを表す言葉です。
寺院に入れるお墓や位牌などに使われます。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

享年七十四歳、エドガー・ライス・バローズはこうして死んだのである。
(出典:バローズ『火星シリーズ11 火星の巨人ジョーグ』)

・宗望の享年は不明だが、三十代前半の少壮であったことはまちがいない。
(出典:田中芳樹『紅塵』)

・三十も半ばになって父の享年を越してしまったとき、私は初めて父を喪ったような気分になったものでした。
(出典:浅田次郎『壬生義士伝 下』)

・妻の大室姫は二年後の二月七日に他界、享年四百七十一歳であったとされる。
(出典:荒巻義雄『「能登モーゼ伝説」殺人事件』)

・私は、家に三人いる娘たちが姉の享年とおなじ十九になるたびに、その子を連れてこの海峡にくる。
(出典:三浦哲郎『愁月記』)

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類語

・没年(ぼつねん)
意味:死んだときの年齢。享年(きょうねん)。行年(ぎょうねん)。(出典:デジタル大辞泉)

・行年(ぎょうねん)
意味:《「行」は経(ふ)る意》「享年」に同じ。これまで生きてきた年数。(出典:デジタル大辞泉)

・死傷(ししょう)
意味:死ぬことと傷つくこと。(出典:デジタル大辞泉)

・往生(おうじょう)
意味:死ぬこと。(出典:デジタル大辞泉)

・凶年(きょうねん)
意味:不幸なできごとのあった年。災難の多い年。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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