壮麗
「壮麗な宮殿」などのように使う「壮麗」という言葉。
「壮麗」は、音読みで「そうれい」と読みます。
「壮麗」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「壮麗」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
壮麗の意味
「壮麗」には次の意味があります。
・規模が大きくて美しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「壮麗な宮殿」などのように、建物や場所などを形容する際に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・広場をかこむかつては壮麗なものであったであろう石の館がそれである。
(出典:堀田善衞『スペインの沈黙』)
・地球に住むあらゆる時代の人々がこの壮麗な景色を見ることができたら!
(出典:アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』)
・かつて僕の心をはなれなかった壮麗な夢を忘れることができたように。
(出典:ハドスン/守屋陽一訳『緑の館』)
・その壮麗な都市のあちこちに、古代のローマの円形劇場を思わせる巨大なホールがあった。
(出典:光瀬龍『復讐の道標』)
・その上に壮麗な建物が建つのは、ここを自動車が走るころであろう。
(出典:松本清張『陸行水行 別冊黒い画集2』)
類語
・立派(りっぱ)
意味:威厳があって美しいさま。堂々としているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・雄麗(ゆうれい)
意味:雄々しく美しいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・豪壮(ごうそう)
意味:物事の規模が大きくりっぱなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・壮大(そうだい)
意味:規模が大きくてりっぱなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・豪華(ごうか)
意味:ぜいたくで、はでなこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)