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降参とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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降参

「降参する」などのように使う「降参」という言葉。

「降参」は、音読みで「こうさん」と読みます。

「降参」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「降参」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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降参の意味

「降参」には次の二つの意味があります。

1 戦いに負けて服従すること。
2 手に負えずに投げ出すこと。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

降参の意味①「戦いに負けて服従すること。」

「降参」の一つ目の意味は「戦いに負けて服従すること。」です。

戦いや争い、競争に負けたことを認める際に「降参」と言い、負けの意を表す時に使います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・勝利に輝いたばかりの英雄も、一発の弾も撃たずに降参してしまった。
(出典:トウェイン/鈴木幸夫訳『トム・ソーヤーの冒険』)

・このまま試合をつづけたら殺されると思ったから降参したのだ。
(出典:藤沢周平『秘太刀馬の骨』)

・そして結局は、降参するよりもむしろ、自分で死を選ぶでありましょう。
(出典:アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』)

・少なくとも相手を一度降参させたことが彼の自尊心をあおり立てていた。
(出典:E・R・バローズ『創元版/ペルシダー・シリーズ(全7巻) 2 翼竜の世界ペルシダー』)

・例え終わりかけた勝負でも、勝負が続いている限り降参選択せんたく肢はない。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 外伝 猫殺し編』)

降参の意味②「手に負えずに投げ出すこと。」

「降参」の二つ目の意味は「手に負えずに投げ出すこと。」です。

厄介な事柄の対処ができず参ってしまっている時に使います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・先輩は顔を赤らめながら、今日一日だけですよと降参するに決まってるんだから。
(出典:奈須きのこ『歌月十夜-1 本編』)

・彼が助けたこの動物の一徹さと感謝の気持ちに降参したのです。
(出典:ド・ラ・ラメー・マリー・ルイーズ『フランダースの犬』)

・相手のいっていることの内容に降参したのではない。あんまり虫のいいことを、真っ向上段から要求する迫力に辟易したのである。
(出典:山田風太郎『明治波濤歌(上) 山田風太郎明治小説全集 9』)

・後で聞いてみると国王も似たようなことを言われて降参するはめになったらしい。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第5巻 「異郷の煌姫」』)

・そんなことをされては降参こうさんも同然で、まるで犯罪を助長するようなものだ。
(出典:牧逸馬『チャアリイは何処にいる』)

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