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侃侃諤諤とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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侃侃諤諤

「侃侃諤諤の話し合い」などのように使う「侃侃諤諤」という言葉。

「侃侃諤諤」は、音読みで「かんかんがくがく」と読みます。

「侃侃諤諤」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「侃侃諤諤」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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侃侃諤諤の意味

「侃侃諤諤」には次の意味があります。

遠慮なく直言すること。大いに議論すること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

「侃侃諤諤」の「侃」はノビノビとして怯むことのない強い性格を表し、「諤」ははありのままに正しく言うという意味の言葉です。それを繰り返すことで「持論を激しく戦わせている状態」を連想させる言葉です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そこで、再びの侃侃諤諤の議論の末に遺言状に次の一行が追加された。
(出典:京極夏彦『魍魎の匣』)

・分家の血は絶え、骨董屋の店だけが残り、再び一族間で侃侃諤諤と揉めごとが起きた。
(出典:京極夏彦『鉄鼠の檻』)

・何でも精神鑑定と云うのは相当デリケエトなものであるらしく、侃侃諤諤結論が出ないのが常なのだそうで、この迅速さは通常ならあり得ないことだそうである。
(出典:京極夏彦『狂骨の夢』)

・それは相次ぐ海外の国際展における不評あるいは黙殺と、今泉氏の発言に始まった侃侃諤諤の議論によって、大揺れに揺れたこの年の美術界の総決算ともいうべき座談会だった。
(出典:長部日出『鬼が来た 棟方志功伝(下)』)

・邪馬臺国か邪馬壹国かについては侃侃諤諤、論議を呼んだが、已百支国が傍国だからといって見過ごすわけにもいくまい。
(出典:宮崎康平『まぼろしの邪馬台国』)

類語

丁丁発止(ちょうちょうはっし)
意味:激しく議論をたたかわせ合うさまを表す語。(出典:デジタル大辞泉)

喧喧囂囂(けんけんごうごう)
意味:大勢の人がやかましく騒ぎたてるさま。(出典:デジタル大辞泉)

喧喧諤諤(けんけんがくがく)
意味:大勢の人がくちぐちに意見を言って騒がしいさま。(出典:デジタル大辞泉)

舌戦(ぜっせん)
意味:激しく議論すること。口論。(出典:デジタル大辞泉)

激論(げきろん)
意味:はげしく論争すること。はげしい議論。(出典:デジタル大辞泉)

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