代行
「事務手続きを代行する」などのように使う「代行」という言葉。
「代行」は、音読みで「だいこう」と読みます。
「代行」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「代行」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
代行の意味
「代行」には次の意味があります。
・当事者に支障があるときなどに、代わってその職務を行うこと。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)
二字熟語の構成の通り、代わりに(業務・職務などを)行うことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・きみたち四人は頭取代行のつもりになってもらわなければならんからな。
(出典:高杉良『呪縛 金融腐蝕列島II(上)』)
・この代行的閑暇の最高の発展は、現在よりもむしろ過去のことに属する。
(出典:ヴェブレン/高哲夫訳『有閑階級の理論 ―制度の進化に関する経済学的研究』)
・しかし彼女は、天がその役を代行してくれたのを知って手紙を破った。
(出典:セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(上)』)
・というのは、彼らはアルバイトとしてイベントの実施を代行していたんだ。
(出典:吉村達也『トンネル』)
・しかし、それにしても、代行してくれる人が、他にいなかったんですか?
(出典:佐竹一彦『刑事部屋』)
類語
・代替(だいたい)
意味:それに見合う他のもので代えること。かわり。(出典:デジタル大辞泉)
・代物(だいもつ)
意味:かわりのもの。代理の品。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・代わり(かわり)
意味:ある役割を、他のものがすること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)
・代用(だいよう)
意味:あるものに代えて別のものを使うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・代理(だいり)
意味:本人に代わって事を処理すること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)