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機構とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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機構

「官僚機構」などのように使う「機構」という言葉。

「機構」は、音読みで「きこう」と読みます。

「機構」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「機構」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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機構の意味

「機構」には次の二つの意味があります。

1 機械などの諸部分が互いに関連して働く仕組み。機械の内部構造。メカニズム。
2 会社・団体などの、組織。また、その組織の仕組み。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

機構の意味①「機械などの諸部分が互いに関連して働く仕組み。機械の内部構造。メカニズム。」

「機構」の一つ目の意味は「機械などの諸部分が互いに関連して働く仕組み。機械の内部構造。メカニズム。」です。

わかりやすく言うと「機械や構造物が動く仕組み」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・通信施設やレーダーの操作機構など、一つ一つあげてゆけばきりがない。
(出典:光瀬龍『たそがれに還る』)

・その圧倒的な攻撃力に、アレス・システムの防御機構が悲鳴をあげていた。
(出典:三雲岳斗『レベリオン 第3巻』)

・補完機構は、コンピューターの能力を越えた人類の問題の処理にあたる。
(出典:コードウェイナー・スミス『鼠と竜のゲーム』)

・ラーマはまた、その推進機構システムが作動中であることも証明してくれました。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙のランデヴー』)

類語

仕掛け(しかけ)
意味:ある働きをさせるために、装置、工夫などを設けたり、準備をしたりする。(出典:精選版 日本国語大辞典)

骨組み(ほねぐみ)
意味:建造物や機械などの基本となる構造部分。(出典:精選版 日本国語大辞典)

からくり
意味:人形や道具を、ぜんまい、ばね、歯車、水銀、砂、水などを応用して自動的に操り動かす仕掛けをいう。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ)

システム
意味:ある目的のための秩序だった方法、体系、組織。(出典:精選版 日本国語大辞典)

機構の意味②「会社・団体などの、組織。また、その組織の仕組み。」

「機構」の二つ目の意味は「会社・団体などの、組織。また、その組織の仕組み。」です。

わかりやすく言うと「人の集まりである会社や団体などのまとまりの事。また、そのまとまりの仕組み」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・警察というのは自分が想像しているよりある意味優秀な機構なのかも知れない。
(出典:塚本晋也『悪夢探偵』)

・彼は国家機構の壁の上で勝手に這い回ることは許されない事情があるからだ。
(出典:戸坂潤『思想と風俗』)

・惑星間経営機構の高級指導者たちをそれほど恐怖させたものはいったい何だったのだ?
(出典:光瀬龍『たそがれに還る』)

・同時に、この際消費組合内部機構の批判も活溌に行われなければならない。
(出典:宮本百合子『ズラかった信吉』)

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類語

体制(たいせい)
意味:社会、政治や団体などの組織のしくみやなり立ち。(出典:精選版 日本国語大辞典)

組織(そしき)
意味:一定の目標があり、成員の地位と役割とそれに応じた責任が決められているような人々の集合体。(出典:精選版 日本国語大辞典)

陣容(じんよう)
意味: 団体や組織などの人員配置のありさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

組み立て(くみたて)
意味:組み立てられたものの、部分相互の関係。構造。組織。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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