観覧
「観覧席」などのように使う「観覧」という言葉。
「観覧」は、音読みで「かんらん」と読みます。
「観覧」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「観覧」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
観覧の意味
「観覧」には次の意味があります。
・見物すること。(出典:デジタル大辞泉)
景色、スポーツ、芝居、芸術作品などを見ることです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかし前方の観覧室には、とうていこの世ならぬ異様な光が漲っていた。
(出典:小栗虫太郎『潜航艇「鷹の城」』)
・レディー・ベクスバラは競技会を観覧した女王のように運ばれていった。
(出典:ウルフ/西崎憲編訳『ヴァージニア・ウルフ短篇集』)
・天皇陛下のお庭が、初めて特別な招待によって観覧のために開放された。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・元は観覧車かんらんしゃのあった場所、今は直径百メートルほどの浅いクレーターだ。
(出典:川上稔『AHEADシリーズ 7 終わりのクロニクル3〈下〉』)
・なお観覧希望の場合は、事前に到着時間とともに連絡されたし。
(出典:渡辺淳一『シャトウ ルージュ』)
類語
・見物(けんぶつ)
意味:催し物や名所旧跡などを見て楽しむこと。(出典:デジタル大辞泉)
・見学(けんがく)
意味:実際のありさまを見て知識を広めること。(出典:デジタル大辞泉)
・参観(さんかん)
意味:その場所に行って、見ること。(出典:デジタル大辞泉)
・拝観(はいかん)
意味:神社・仏閣やその宝物などを謹んで観覧すること。(出典:デジタル大辞泉)
・来観(らいかん)
意味:来て見物すること。行事や催し物などを見に来ること。(出典:デジタル大辞泉)