相変わらず
「相変わらず元気」などのように使う「相変わらず」という言葉。
「相変わらず」は、訓読みで「あいかわらず」と読みます。
「相変わらず」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「相変わらず」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
相変わらずの意味
「相変わらず」には次の意味があります。
・今までと変わったようすが見られないさま。以前と同じように。(出典:デジタル大辞泉)
「相変わらず」をわかりやすく言うと「以前と変わらず過ごしている様子」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・相変わらず宇宙とすべての惑星の空に向けて悲嘆の歌を送りつづけている。
(出典:ヴォンダ・マッキンタイア/斉藤伯好訳『宇宙大作戦 スター・トレック4/故郷への長い道』)
・寝台のほうに目をやると、夫は相変わらずおなじ姿勢で寝ているんですね。
(出典:ドストエフスキー/北垣信行訳『貧しき人びと』)
・それにつけても相変わらず物好きなる君にておわせしことの可笑おかしさよ。
(出典:谷崎潤一郎『秘密』)
・人類は、これまでとほぼ同じように、相変わらず自分の仕事を続けている。
(出典:クラーク『楽園の泉』)
・彼は命令に従ったが、それでも相変わらず原則を変えようとはしなかった。
(出典:ハインライン『愛に時間を2』)
類語
・相も変わらず(あいもかわらず)
意味:「相変わらず」を強めた言い方。多く、軽いあざけりや卑下の気持ちを込める。(出典:デジタル大辞泉)
・ワンパターン
意味:同じことの繰り返しで代わりばえのしないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・持続的(じぞくてき)
意味:ある状態がそのまま続くさま。ある状態を保ち続けるさま。(出典:デジタル大辞泉)
・維持(いじ)
意味:物事を現在の状態のままに持続すること。もちこたえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・継続(けいぞく)
意味:以前から行なわれていた事が引き続いて行なわれること。また、それを続けて行なうこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)