へべれけ
「宴会で上司がへべれけになる」などのように使う「へべれけ」という言葉。
「へべれけ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「へべれけ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
へべれけの意味
「へべれけ」には次の意味があります。
・ひどく酒に酔って正体のない状態。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
言い換えると、「へべれけ」は「泥酔している状態」を意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・アコ長もとど助も空っ腹にむやみに飲んだもんだからへべれけのよろよろ。
(出典:久生十蘭『顎十郎捕物帳』)
・その代わり反省会には誰もがへべれけになるほど酒を飲む。
(出典:三浦綾子『続泥流地帯 草のうた』)
・夕食を家でとると約束しておきながら、へべれけに酔っぱらって深夜に帰ってくる。
(出典:林真理子『不機嫌な果実』)
・その晩も僕はへべれけになってやるつもりだった。
(出典:五百香ノエル『骸谷温泉殺人事件』)
・もっとも誰も彼もがへべれけになっていた。
(出典:北杜夫『楡家の人びと (下)』)
類語
・泥酔(でいすい)
意味:正体をなくすほど、ひどく酔うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・酩酊(めいてい)
意味:ひどく酒に酔うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・大酔(たいすい)
意味:ひどく酒に酔うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・乱酔(らんすい)
意味:正体がなくなるほど酒に酔うこと。泥酔。(出典: デジタル大辞泉 )
・大虎(おおとら)
意味:ひどく酒に酔った人。泥酔者。(出典: デジタル大辞泉 )