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ノイローゼとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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ノイローゼ

「ノイローゼの一歩手前」などのように使う「ノイローゼ」という言葉。

「ノイローゼ」は、ドイツ語で「Neurose」と書きます。

「ノイローゼ」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「ノイローゼ」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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ノイローゼの意味

「ノイローゼ」には次の意味があります。

解決が困難な心理的葛藤情況におかれた場合、心理的・生理的な耐性が低下し、さらに心理的な原因が加わって不安を主とする障害をもたらす状態をいう。精神病より軽く、病気の自覚がある。神経症。(出典:精選版 日本国語大辞典)

イギリスの医師 W.カレンが 1776年、『精神機能の障害』でこの名を用いたのが最初です。当初は脳卒中、てんかん、舞踏病なども含めていましたが、その後、神経疾患、器質的脳障害、内因性精神病、内分泌障害などが次々にその概念を明確化し、神経症のなかから独立していきました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・いわゆるノイローゼ時代になってから、それに対する薬も数多く生れた。
(出典:北杜夫『マンボウぼうえんきょう』)

・このノイローゼ時代にあっては、ぼくらは自分の神経の奴隷なんですね。
(出典:チェーホフ/小笠原豊樹訳『チェーホフ短編集「決闘」』)

・この点を考慮して第4章で、ノイローゼに関連した事件を考察してみた。
(出典:中村希明『犯罪の心理学)

・このことが原因でノイローゼになったパート仲間がいたが、よくわかる。
(出典:桐野夏生『OUT(下)』)

・彼は普段からの激務でノイローゼになるほど神経を痛め付けられていた。
(出典:飛鳥部勝則『バベル消滅』)

類語

躁鬱病(そううつびょう)
意味:爽快な感情を主調とする躁状態と、悲哀や不安の感情を主調とする鬱状態を、周期的に繰り返す精神病。躁と鬱を交互に繰り返すものとどちらか一方を繰り返すものとがある。躁鬱症。(出典:精選版 日本国語大辞典)

鬱念(うつねん)
意味:心にわだかまるものがあって、晴れ晴れしない気持ち。(出典:デジタル大辞泉)

精神疾患(せいしんしっかん)
意味:脳の機能的な障害や器質的な問題によって生じる疾患の総称。遺伝子要因とストレス・身体疾患などの環境要因が複雑に関与して発症すると考えられ、生涯を通じて5人に1人がかかるといわれる。心の病。心の病気。(出典:)

神経衰弱(しんけいすいじゃく)
意味:神経症の一種。身体、精神の過労、ことに不快情緒を伴う時に見られる症候群。神経質素質を有する人に多い。症状としては内的・外的刺激に対して過敏に反応し、疲労感、不眠、めまい、手指のふるえ、衰弱感などを誇張して詳細に訴える。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ナーバス(Nervous)
意味:神経質なさま。神経過敏なさま。(出典:デジタル大辞泉)

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