和やか
「和やかな雰囲気」などのように使う「和やか」という言葉。
「和やか」は、訓読みで「なごやか」と読みます。
「和やか」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「和やか」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
和やかの意味
「和やか」には次の意味があります。
・ものやわらかなさま。穏やかなさま。(出典:デジタル大辞泉)
優しいイメージや、ふわふわした印象のものを指します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は幾倍も、もう一人のやさしみのあるなごやかな顔が好きであった。
(出典:レニエ『燃え上る青春』)
・彼女たちはそれが当然のように、姉と妹として和やかに時間を重ねている。
(出典:奈須きのこ『月姫 翡翠 good』)
・彼らを無視して幹部たちの表面は和やかだが緊張した話し合いが始まった。
(出典:胡桃沢耕史『翔んでる警視正 平成篇4 ランバダに酔いしれて』)
・夕方には母が来て私と二人で夕飯を作り、それを三人で和やかに食べた。
(出典:山本文緒『紙婚式』)
・急になごやかさを減少させた父親の顔を、娘は不思議そうに見あげた。
(出典:田中芳樹『銀河英雄伝説 6 飛翔編』)
類語
・靄靄(あいあい)
意味:なごやかな気が満ちているさま。(出典:デジタル大辞泉)
・安楽(あんらく)
意味:心身の苦痛や生活の苦労がなく、楽々としていること。(出典:デジタル大辞泉)
・寛ぐ(くつろぐ)
意味:仕事や心配ごとなどを忘れて、伸び伸びとする。心身をゆったりと休める。気がねなくのんびりと振る舞う。(出典:デジタル大辞泉)
・団らん(だんらん)
意味:親しい者たちが集まって楽しく時を過ごすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・癒やし(いやし)
意味:肉体の疲れ、精神の悩み、苦しみを何かに頼って解消したりやわらげたりすること。(出典:デジタル大辞泉)