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袖振り合うも他生の縁とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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袖振り合うも他生の縁

「袖振り合うも他生の縁と言うだろう」などのように使う「袖振り合うも他生の縁」という言葉。

「袖振り合うも他生の縁」は、「袖振り合う」は訓読み、「多生の縁」は音読みで、「そでふりあうもたしょうのえん」と読みます。

「袖振り合うも他生の縁」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「袖振り合うも他生の縁」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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袖振り合うも他生の縁の意味

「袖振り合うも他生の縁」には次の意味があります。

道を行く時、見知らぬ人と袖が触れ合う程度のことも前世からの因縁によるとの意。どんな小さな事、ちょっとした人との交渉も偶然に起こるのではなく、すべて深い宿縁によって起こるのだということ。(出典:)

「袖振り合うも他生の縁」とはつまり、「人との出会いやそこから起こる関係性は単なる偶然ではなく、何かの縁があって起こるものだ」という意味です。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

袖振り合うも他生の縁っていうじゃありませんか。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 17 雨月』)

・たまたま彼の未整理の写真の中にまぎれ込んできた被写体にすぎないが、袖振り合うも他生の縁である。
(出典:森村誠一『殺人の組曲』)

袖振り合うも他生の縁というけれど、こう何度もぶつかりあうのはひどく濃い縁があったのだろうに、今でも残念な気がする。
(出典:色川武大『花のさかりは地下道で』)

袖振り合うも他生の縁と言うが、焼き餅焼きのカミさんを黙らせてくれただけでも、感謝せなあならん。
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(上)』)

・「一樹の蔭一河の流れ、袖振り合うも他生の縁とやら、何んのお礼に及びましょうぞ」 こう云って松虫は微笑したが、その微笑は寂しそうであった。
(出典:国枝史郎『神州纐纈城』)

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類語

多生の縁(たしょうのえん)
意味:この世に生まれ出るまで、何度も生死を繰り返している間に結ばれた因縁。前世で結ばれた縁。(出典:デジタル大辞泉)

宿命(しゅくめい)
意味:生まれる以前から定まっている運命。宿運。しゅくみょう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

巡り合わせ(めぐりあわせ)
意味:自然にめぐってくる運命。まわりあわせ。(出典:デジタル大辞泉)

宿縁(しゅくえん)
意味:仏語。前世からの因縁。運命。宿因。しゅうえん。すくえん。(出典:精選版 日本国語大辞典)

星周り(ほしまわり)
意味:人間の運命を左右するという星の巡り合わせ。運命。(出典:デジタル大辞泉)

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