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良薬は口に苦しとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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良薬は口に苦し

「良薬は口に苦しである」などのように使う「良薬は口に苦し」という言葉。

「良薬は口に苦し」は「りょうやくはくちににがし」と読みます。

「良薬は口に苦し」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「良薬は口に苦し」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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良薬は口に苦しの意味

「良薬は口に苦し」には次の意味があります。

・良い薬は苦くて飲みにくいが、病気のためにはすぐれたききめがある。忠言、諫言は聞きにくいが、その身のためになることにたとえてもいう。(出典:デジタル大辞泉)

「良薬は口に苦し」は「効き目のある薬ほど苦く飲みづらい」という意味から転じて「自分にとってためになる本当によい意見ほど耳が痛く聞きにくい」という意味で使うことわざです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

良薬は口に苦し、そういうことをいってくれるひとが、ためになるんだなあ。
(出典:興津要『古典落語(続々々)』)

・「良薬は口に苦し」 と思うものの、慣れるまではずいぶん腹立たしいことも何度かあった。
(出典:林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』)

・「ま、良薬は口に苦しっていうからな」 と自分自身を勇気づけながら、団子状に丸め、蒸し器にセットした。
(出典:群ようこ『猫と海鞘(ほや)』)

・しかたがない、良薬は口に苦しだ、と。
(出典:ツルゲーネフ/佐々木彰訳『父と子』)

良薬は口に苦しということですから、見て身ぶるいするほどいやな草なればこそ、薬としての効能が強いものか。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)

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類語

・忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう)
意味:忠告の言葉は、とかく相手の感情を害して、すなおに聞き入れられない。
(出典:デジタル大辞泉)

・頂門の一針(ちょうもんのいっしん)
意味:相手の急所を押さえた、痛烈な戒め。痛いところをつく教訓。(出典:故事成語を知る辞典)

・即効薬(そっこうやく)
意味:ききめがすぐに現れる薬。また、すぐに効果が現れるもののたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

・助言(じょげん)
意味:助けになるような意見や言葉を、そばから言ってやること。(出典:デジタル大辞泉)

・教戒(きょうかい)
意味:教えいましめること。(出典:デジタル大辞泉)

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