気骨
「気骨のある男」などのように使う「気骨」という言葉。
「気骨」は、音読みで「きこつ」と読みます。
「気骨」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「気骨」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
気骨の意味
「気骨」には次の意味があります。
・自分の信念を守って、どんな障害にも屈服しない強い意気。(出典:デジタル大辞泉)
「気骨」という言葉をわかりやすく言うと、「ガッツ」のある気持ちという意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・純朴と後世でいうのが、つまりは古い武士の気骨を継いだものとも思われる。
(出典:五味康祐『刺客(せっかく)』)
・騎士の気骨をもつ武士の集団は、その死をもって名を成そうというのである。
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 9 オーラ壊乱』)
・だが、今の軍にこれほど気骨のある男がいるのかと不思議に思えるほどの男だった。
(出典:はままさのり『青の騎士 ベルゼルガ物語 1』)
・高邁な物の考え方が理解できるようになり、多少気骨もできてきた。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』)
・気骨を示した将軍もいた 長期籠城となると懐具合の心配もしなければならない。
(出典:近藤紘一『サイゴンのいちばん長い日』)
類語
・気概(きがい)
意味:困難にくじけない強い意志・気性。(出典:デジタル大辞泉)
・気丈(きじょう)
意味:心がしっかりしていること。気持ちをしっかりと保つさま。(出典:デジタル大辞泉)
・反骨(はんこつ)
意味:権威・権力・時代風潮などに逆らう気骨。(出典:デジタル大辞泉)
・士気(しき)
意味:兵士の、戦いに対する意気込み。また、人々が団結して物事を行うときの意気込み。(出典:デジタル大辞泉)
・闘魂(とうこん)
意味:あくまでたたかおうとする意気込み。闘争精神。(出典:デジタル大辞泉)