がせねた
「がせねたを掴ませられる」などのように使う「がせねた」という言葉。
「がせねた」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「がせねた」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
がせねたの意味
「がせねた」には次の意味があります。
・偽の情報。また、いんちき商品。(出典:デジタル大辞泉)
「がせねた」という言葉は「がせ」と「ねた」とを組み合わせた言葉です。
「偽物」という意味の「がせ」と、材料を示す「種」の逆さ言葉である「ネタ」とを組み合わせた造語です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もっとも、今のあいつの暮らしぶりをみたら、ガセネタだって気がするね。
(出典:馳星周『不夜城完結編 長恨歌』)
・あとでわかったが、これはどうも、ガセネタであったようだ、という評判が立った。
(出典:荻昌弘『大人のままごと』)
・ガセネタかも知れなかったが、十津川は、亀井と、このホテルを訪ねてみることにした。
(出典:西村京太郎『十津川警部「裏切り」』)
・こっちも商売だからガセネタかどうかは勘でぴんとくるんだが、どうやら本物らしい。
(出典:鮎川哲也『戌神はなにを見たか』)
・警察も、あなたが精神的苦痛や肉体的苦痛を受けるに至った経過を聞いたら、たとえガセネタでも興味は持ちます。
(出典:新津きよみ『婚約者』)
類語
・偽物(にせもの)
意味:本物に似せてつくったもの。まがい物。(出典:デジタル大辞泉)
・偽造(きぞう)
意味:にせものをつくること。贋造。(出典:デジタル大辞泉)
・贋作(がんさく)
意味:にせものを作ること。また、その作品。(出典:デジタル大辞泉)
・紛い物(まがいもの)
意味:本物と見分けがつかないほど、よく似せてつくってある物。にせもの。(出典:デジタル大辞泉)
・模造(もぞう)
意味:本物に似せてつくること。また、そのもの。(出典:デジタル大辞泉)