飼育
「飼育小屋」などのように使う「飼育」という言葉。
「飼育」は、音読みで「しいく」と読みます。
「飼育」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「飼育」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
飼育の意味
「飼育」には次の意味があります。
・家畜などを飼い育てること。飼いならすこと。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言うと、動物を育てることです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・文化が進むにつれて犬の飼育が盛さかんになる理由はここにもあります。
(出典:井上ひさし『ドン松五郎の生活』)
・各教室で使う実験用の動物が、飼育の都合上一箇所に集められている。
(出典:夏樹静子『風の扉』)
・全員の飼育係が、それぞれの持ち味を発揮できるような組織が理想的だ。
(出典:小菅正夫『〈旭山動物園〉革命――夢を実現した復活プロジェクト』)
・このアパートではペットの飼育は一切禁止されているということである。
(出典:森村誠一『殺人の赴任』)
・午後の「魔法生物飼育学」の時間のころ、ハリーはまた頭痛がしてきた。
(出典:ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 5 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上)』)
類語
・飼養(しよう)
意味:動物に食料を与えて養い育てること。(出典:デジタル大辞泉)
・養殖(ようしょく)
意味:魚・貝・海藻などを人工的に飼育・繁殖させること。(出典:デジタル大辞泉)
・畜養(ちくよう)
意味:家畜などを飼い育てること。(出典:デジタル大辞泉)
・繁殖(はんしょく)
意味:動物や植物が生まれてふえること。生殖により個体数がふえて再生産が行われること。(出典:デジタル大辞泉)
・養育(よういく)
意味:養い育てること。(出典:デジタル大辞泉)