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レッテルとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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レッテル

「レッテルを貼る」などのように使う「レッテル」という言葉。

オランダ語では「letter」と表記します。

「レッテル」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「レッテル」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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レッテルの意味

「レッテル」には次の二つの意味があります。

1 商品名・発売元・内容などを表示して商品にはりつける紙の札。商標。
2 ある人物や物事についての断定的な評価。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

レッテルの意味①「商品名・発売元・内容などを表示して商品にはりつける紙の札。商標。」

「レッテル」の一つ目の意味は「商品名・発売元・内容などを表示して商品にはりつける紙の札。商標。」です。

こちらの意味は現在ではあまり使われませんが、文学作品等で使用されることがあります。
現代では同じ意味で「ラベル」がよく使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・何気なく手に取り、その箱にはられてあるレッテルを見て愕然としました。
(出典:太宰治『人間失格』)

・別に何という気持もなく鋭一はその空罐を手にとってレッテルを眺めた。
(出典:遠藤周作『口笛をふく時』)

・小さな髑髏の印のついたレッテルに、赤いインキでと書かれてあった。
(出典:渡辺温『花嫁の訂正』)

・すべてレッテルの不当表示はオトナの紳士淑女のとるべきことではない。
(出典:田辺聖子『女の長風呂 II』)

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類語

ラベル
意味:商標・品名・分類記号・宛先などを表示するために品物や容器などに貼る紙片。(出典:デジタル大辞泉)

値札(ねふだ)
意味:商品につける、値段を書いたふだ。(出典:デジタル大辞泉)

付箋(ふせん)
意味:疑問や注意すべき事柄などを書いてはりつける小さな紙片。また、目印にはる紙。付け紙。不審紙。(出典:デジタル大辞泉)

タグ
意味:付け札。荷札や、商品に下げる値札など。タッグ。(出典:デジタル大辞泉)

レッテルの意味②「ある人物や物事についての断定的な評価。」

「レッテル」の二つ目の意味は「ある人物や物事についての断定的な評価。」です。

断定的で不正確な評価というような意味で、悪い意味で使うことが多いです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・世間からは変人のレッテルを貼られ、家族にも気安く扱われていた入道。
(出典:大塚ひかり『源氏の男はみんなサイテー ―親子小説としての源氏物語』)

・どんな強者にさえも負け犬のレッテルをはることができるという意味で。
(出典:雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス9 ブルー・マズルカ』)

・雷オヤジというのが世間に出ても貼られている彼のレッテルであった。
(出典:山田風太郎『エドの舞踏会 山田風太郎明治小説全集8』)

・名刑事犬というレッテルを買われ、退職後はここへ引きとられてきたのだからな。
(出典:井上ひさし『ドン松五郎の生活』)

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類語

断定(だんてい)
意味:物事にはっきりした判断をくだすこと。また、その判断。(出典:デジタル大辞泉)

臆見(おっけん)
意味:憶測による意見。無責任な推量に基づく意見。おくけん。(出典:デジタル大辞泉)

色眼鏡(いろめがね)
意味:偏った物の見方。先入観にとらわれた物の見方。(出典:デジタル大辞泉)

揚言(ようげん)
意味:声を大にして言うこと。公然と言いふらすこと。また、その言葉。(出典:デジタル大辞泉)

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