騒音
「騒音に悩まされる」などのように使う「騒音」という言葉。
「騒音」は、音読みで「そうおん」と読みます。
「騒音」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「騒音」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
騒音の意味
「騒音」には次の意味があります。
・さわがしい音。耳にうるさく感じる音。八〇ホン以上の大きな音など。また、その人にとって不必要な、障害になるような音。噪音。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「騒音」は主観的なものであり、ある人にとっては好ましい音であっても、他の人にとっては騒音と感じられることもあります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・気がつくとその金属的な騒音は耳の中いっぱいに反響しているのだった。
(出典:光瀬龍『墓碑銘二〇〇七年』)
・騒音によって機械の働きがじゃまされるようなことはありませんでした。
(出典:原田義人『流刑地で』)
・彼の声はこの部屋ではレコードの回転に伴う騒音みたいなものだった。
(出典:シムノン/長島良三訳『メグレと殺人者たち』)
・女ばかりのところなので、その騒音は奇妙に澄んだ金属性になっている。
(出典:松本清張『高台の家』)
・きみが人と電話で話をするとき、そこには背景の騒音というものがある。
(出典:ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』)
類語
・雑音(ざつおん)
意味:さわがしい音。ざわつく音。また、不快な音。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・不協和音(ふきょうわおん)
意味:同時に響く二つ以上の音が、協和融合しない状態にある和音。(出典:デジタル大辞泉)
・狂騒(きょうそう)
意味:狂ったような騒がしさ。(出典:デジタル大辞泉)
・騒然(そうぜん)
意味:がやがやとさわがしいさま。そうぞうしいさま。不穏なさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・雷鳴(らいめい)
意味:かみなりが鳴ること。また、その音。(出典:デジタル大辞泉)