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あぶく銭とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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あぶく銭

「あぶく銭を得る」などのように使う「あぶく銭」という言葉。

「あぶく銭」は、訓読みで「あぶくぜに」と読み、漢字では「泡銭」と書きます。

「あぶく銭」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「あぶく銭」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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あぶく銭の意味

「あぶく銭」には次の意味があります。

労せずして、また不当に得た金。悪銭。(出典:デジタル大辞泉)

競馬や宝くじなどで得たお金や、悪いことをして儲けたお金などのことです。
そのようなお金は、泡のようにすぐ消えてなくなってしまうため、「泡銭(あぶくぜに)」と言います。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・ちょっとあぶく銭が入ったもんで、単なる思いつきで始めたアイデア商売だったんだけどねぇ。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!短編集4 同情できない四面楚歌?』)

あぶく銭には何の価値もない。
(出典:ソルジェニツィン/小笠原豊樹訳『イワン・デニソビッチの一日』)

・博打なんか、あぶく銭でなくちゃやれないわよ。
(出典:阿佐田哲也『ばいにんぶるーす』)

あぶく銭を手にすることが、何やら恐ろしいのであろう。
(出典:半村良『下町探偵局PART2』)

・もっとも、あの男のことだ、抜目なくかなりのあぶく銭をつかんじゃいるだろうが。
(出典:石川淳『焼跡のイエス・処女懐胎 他』)

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類語

浮利(ふり)
意味:はかない利益。実直に稼いだのではない利。(出典:精選版 日本国語大辞典)

悪銭(あくせん)
意味:悪いことをして手に入れた金。あぶく銭。(出典:デジタル大辞泉)

余得(よとく)
意味:余分の利得。もうけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

海老で鯛を釣る(えびでたいをつる)
意味:少しの元手または労力で大きな利益を得ることのたとえ。えびたい。(出典:デジタル大辞泉)

暴利(ぼうり)
意味:公正な利益をこえた不当な利得。法外なもうけ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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