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対岸の火事とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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対岸の火事

「対岸の火事のような遠い出来事」などのように使う「対岸の火事」という言葉。

「対岸の火事」は、「たいがんのかじ」と読みます。

「対岸の火事」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「対岸の火事」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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対岸の火事の意味

「対岸の火事」には次の意味があります。

自分には関係がなく、なんの苦痛もないこと。(出典:デジタル大辞泉)

川の向こう岸の火事は、こちらの岸まで燃え移るおそれがないことから、自分には関係がないことを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

対岸の火事ではなく、いつ自分の家にふりかかってくるかわからない恐怖なんだ。
(出典:吉村達也『ケータイ』)

・児童虐待とは決して対岸の火事などではないのだということを理解してほしい。
(出典:牧野修『スイート・リトル・ベイビー』)

・そのことを思うと、決して対岸の火事や他人事といえるものではない。
(出典:内田康夫『贄門島(にえもんじま)下』)

・多重人格などという珍しい症状ですら、対岸の火事とは限らないのである。
(出典:中村うさぎ『さすらいの女王』)

・おそらくその言葉どおり、優馬の死を対岸の火事と見做していたのだろう。
(出典:貫井徳郎『天使の屍』)

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類語

無関係(むかんけい)
意味:関係がないこと。その事とかかわりがないこと。(出典:デジタル大辞泉)

局外(きょくがい)
意味:その事件や仕事、情況などに関係のないこと。また、その立場や地位。(出典:精選版 日本国語大辞典)

他人事(たにんごと)
意味:自分に無関係な人についてのこと。(出典:デジタル大辞泉)

風馬牛(ふうばぎゅう)
意味:互いに無関係であること。また、そういう態度をとること。(出典:デジタル大辞泉)

余所事(よそごと)
意味:自分とは関係のないこと。他人ごと。(出典:デジタル大辞泉)

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