半島
「千島半島」などのように使う「半島」という言葉。
「半島」は、音読みで「はんとう」と読みます。
「半島」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「半島」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
半島の意味
「半島」には次の意味があります。
・海に向かって細長く突き出た陸地。小さいものは岬(みさき)、崎(さき)、端(はな)などと呼ばれる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「バルカン半島」や「インド半島」などのような陸地の突出した部分のことです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこから半島に入ることが出来るであろうという、伍長の判断であった。
(出典:大岡昇平『野火』)
・しかしあれはたしかに能登半島だし、こちら側の地形も変ってはいない。
(出典:半村良『戦国自衛隊』)
・地図を見れば一目瞭然だが、半島に沿って走るのでかなりの距離がある。
(出典:谷川一巳『世界の「空港」物語』)
・ひとむかし前には、半島の先端へいくと新潟局のテレビがはいっていた。
(出典:金達寿『日本の中の朝鮮文化 5』)
・そのときようやく自分たちが紀伊半島に向かっていることに気づいた。
(出典:篠田節子『レクイエム』)
類語
・列島(れっとう)
意味:細長く列をなすようにつらなっている島々。(出典:デジタル大辞泉)
・本島(ほんとう)
意味:群島や列島の中で、中心となる大きな島。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・離島(りとう)
意味:陸から遠く離れた島。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・岬(みさき)
意味:海や湖などに細長く突き出ている陸地。(出典:デジタル大辞泉)
・突端(とったん)
意味:物、場所などの突き出たはし。はじっこ。とっぱな。(出典:精選版 日本国語大辞典)