帆船
「大型帆船」などのように使う「帆船」という言葉。
「帆船」は、音読みで「はんせん」と読みます。
「帆船」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「帆船」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
帆船の意味
「帆船」には次の意味があります。
・帆をひろげて風の力で走る船。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「帆船(ほぶね)」と読む場合もありますが、同じ意味です。
「帆前船(ほまえせん)」、「帆掛け船(ほかけぶね)」、「帆走船(はんそうせん)」とも言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・幸い、天気はよく、順風で小型の帆船は気持のよい走り方をみせている。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 33 小判商人』)
・帆船ということになれば、風と対抗できる機関など備わっていないわけだ。
(出典:ヴェルヌ/大友徳明訳『地の果ての燈台』)
・そんなときに乗っていると、まるで水上を走る帆船に乗っているようだ。
(出典:フィリップ・J・ファーマー『緑の星のオデッセイ』)
・帆船というやつはどういうことになるかわからないものである。
(出典:ヴェルヌ/金子博訳『地底旅行』)
・緑か赤の燈火しか見えなかったから、あの船は帆船なのだ。
(出典:ヴェルヌ/大友徳明訳『地の果ての燈台』)
類語
・ジャンク
意味:中国水域で数千年にわたって広く使われてきた帆船の総称。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・カッター
意味:船の一種。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・帆前船(ほまえせん)
意味:帆をはり、風の力を利用して航行する洋式の船。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・風帆船(ふうはんせん)
意味:洋式の帆船。(出典:デジタル大辞泉)
・帆掛船(ほかけぶね)
意味:帆をかけて走る船。(出典:デジタル大辞泉)