横暴
「横暴な言動」などのように使う「横暴」という言葉。
「横暴」は、音読みで「おうぼう」と読みます。
「横暴」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「横暴」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
横暴の意味
「横暴」には次の意味があります。
・かってなわがままをしたり、乱暴をしたりすること。わがままを通すこと。また、そのさま。わがままかって。(出典:精選版 日本国語大辞典)
自分の意見を無理やり押し通そうとしたり力任せに乱暴な行動をすることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・電話をかけてきたのは男性の社会的横暴をいつも教室で述べるKさんだ。
(出典:遠藤周作『ぐうたら愛情学』)
・たとえ犬だとしても、横暴な飼い主の言うことなんて聞いてやるもんか。
(出典:神永学『心霊探偵八雲 第1巻 赤い瞳は知っている (角川文庫)』)
・どんなに横暴おうぼうで無茶苦茶むちゃくちゃでも大妖狐は彼女のたった一人の父親なのだ。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!8』)
・そんな処で横暴にふるまえる車持ちの商人となれば、かなりのものであろう。
(出典:富野由悠季『オーラバトラー戦記 10 重層の刻』)
・和人の保護を受けた場合はどうだ、彼らの横暴は目に見えている。
(出典:上西晴治『十勝平野(下)』)
類語
・暴君(ぼうくん)
意味:勝手気ままにふるまう横暴な人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・粗暴(そぼう)
意味:性質や動作があらあらしくて、乱暴なこと。(出典:デジタル大辞泉)
・勝手(かって)
意味:自分のしたいようにふるまうさま。わがままなさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・悪童(あくどう)
意味:いたずらがはなはだしく、手に負えない子供。(出典:デジタル大辞泉)
・乱暴(らんぼう)
意味:荒々しい行ないをすること。暴力をふるったりして荒々しく振舞うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)