想像
「想像上の動物」などのように使う「想像」という言葉。
「想像」は、音読みで「そうぞう」と読みます。
「想像」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「想像」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
想像の意味
「想像」には次の意味があります。
・実際には経験していない事柄などを推し量ること。また、現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと。(出典:デジタル大辞泉)
実際に起こっていないことを頭の中で推測したり、見積もる。また、心の中で思い描くことを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・レコードでは演奏家を想像する事は出来ても実際見ることが出来ません。
(出典:兼常清佐『レコード蒐集』)
・しかし、この男が何者かということは、ほぼ彼に想像がついていたのだ。
(出典:小栗虫太郎『人外魔境』)
・日本人は一体に表情的でないので、我々は彼等に感情が無いと想像する。
(出典:モース・エドワード・シルヴェスター『日本その日その日』)
・これらは普通の人には想像もつかぬ極悪非道の行いに相違ありません。
(出典:江戸川乱歩『赤い部屋』)
・事件から十三年経った今、この想像を超えた事件の真相を公表しよう。
(出典:ドイル・アーサー・コナン『悪魔の足』)
類語
・想定(そうてい)
意味:仮に、ある状況や条件を考え定めること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・予想(よそう)
意味:前もって見当をつけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・構想(こうそう)
意味:これからしようとする物事について、その内容・規模・実現方法などを考えて、骨組みをまとめること。(出典:デジタル大辞泉)
・妄想(もうそう)
意味:根拠もなくあれこれと想像すること。(出典:デジタル大辞泉)
・推論(すいろん)
意味:ある事実をもとにして、未知の事柄をおしはかり論じること。(出典:デジタル大辞泉)