ノーサイド
「ノーサイドの笛が鳴る」などのように使う「ノーサイド」という言葉。
「ノーサイド」は、英語で「no side」と表記します。
「ノーサイド」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「ノーサイド」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
ノーサイドの意味
「ノーサイド」には次の意味があります。
・戦いや争いが終わったのち、互いの健闘をたたえ合うこと。また、和解すること。(出典:デジタル大辞泉)
日本ではラグビーの試合終了にノーサイドが使われていますが、海外ではフルタイムと言うことが一般的であるため、海外ではノーサイドは通じにくいです。
ラグビーの用語から生まれた言葉で「勝負が終われば敵味方、関係なく称え合うこと」という意味で用いられています。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ノーサイドのホイッスルが鳴ったようだった。
(出典:半村良『およね平吉時穴道行』)
・ノーサイドの笛が鳴ったとき、私は思った。
(出典:林望『テーブルの雲』)
・時に笑って、うなずきあって、二人の関係が、愛と憎しみを乗り越え、今やノーサイドの状態にあることは一目瞭然であった。
(出典:大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』)
・やがてノーサイドの笛が鳴った。
(出典:山際淳司『エンドレス・サマー』)
・ラグビーだって終わったらノーサイド、敵味方ナシなんだろ。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』)
類語
・オンサイド
意味:サッカーやラグビーなどで、選手がプレーして反則にならない区域。(出典:デジタル大辞泉)
・ゲームセット
意味:球技の試合で、勝負がつくこと。試合終了。ゲーム。(出典:デジタル大辞泉)
・終了(しゅうりょう)
意味:すっかりおわること。また、すべてしおえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・閉幕(へいまく)
意味:一般に、物事が終わること。また、終えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・エンディング
意味:物事の終わり。(出典:デジタル大辞泉)