眺望
「ベランダからの眺望」などのように使う「眺望」という言葉。
「眺望」は、音読みで「ちょうぼう」と読みます。
「眺望」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「眺望」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
眺望の意味
「眺望」には次の意味があります。
・遠くを見わたすこと。また、見わたしたながめ。見晴らし。(出典:デジタル大辞泉)
「眺望」という言葉を分かりやすく言うと、「景色」または「景色をながめること」という意味になります。
具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・エリザベスはさっと目を通してから、眺望をみようと窓に近よりました。
(出典:オースティン/伊吹知勢訳『高慢と偏見(下)』)
・私自身は地面からかなりの高さに座っているわけで四方をよく眺望し得た。
(出典:ヘディン/岩村忍訳『中央アジア探検記』)
・その眺望は今度ここに住む若者にとって無関心なものではなかった。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(上)』)
・第二の場所にいる人間も、自分と全く同じ眺望しかもち得ないと思っているのだ。
(出典:中島敦『狼疾記』)
・眺望のよかったこと、大変苦しかったこと等疲れた頭の中を走って行きます。
(出典:加藤文太郎『単独行』)
類語
・見晴らし(みはらし)
意味:広く遠くまで見渡すこと。また、その景色。眺望。(出典:デジタル大辞泉)
・展望(てんぼう)
意味:遠くまで見渡すこと。また、そのながめ。見晴らし。(出典:デジタル大辞泉)
・情景(じょうけい)
意味:心にある感じを起こさせる光景や場面。(出典:デジタル大辞泉)
・風景(ふうけい)
意味:目に映る広い範囲のながめ。景色。風光。(出典:デジタル大辞泉)
・光景(こうけい)
意味:目前に広がる景色。眺め。(出典:デジタル大辞泉)