釣果
「釣果を誇る」などのように使う「釣果」という言葉。
「釣果」は、音読みで「ちょうか」と読みます。
「釣果」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「釣果」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
釣果の意味
「釣果」には次の意味があります。
・釣りの獲物。釣れた魚の量。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「釣」は「金属のものをすくい上げる柄杓」の象形から「釣り針」を意味するようになったといわれています。
この言葉は釣りの場面だけでなく、ビジネスシーンなどでも比喩的に使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二人が無言で釣果を競っている間に、円形に復した月は松林の向うに沈み始めていた。
(出典:南木佳士『ダイヤモンドダスト』)
・夕方まで釣ったのだが、釣果は美智子の一匹だけだった。
(出典:南木佳士『阿弥陀堂だより』)
・五回連続で釣果がゼロということもあった。
(出典:吾妻博勝『新宿歌舞伎町 新・マフィアの棲む街』)
・釣果は全くないが、源十郎は、別に、何かを釣るために、竿を出しているわけではない。
(出典:西村京太郎『無明剣、走る』)
・いずれにせよ、西尾氏の釣果を現実に見たものは一人もいないらしい。
(出典:半村良『下町探偵局PART1』)
類語
・成果(せいか)
意味:なしえた結果。できばえ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・漁獲(ぎょかく)
意味: 水産物をとること。また、とった水産物。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大漁(たいりょう)
意味:漁で、獲物がたくさんとれること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・狩猟(しゅりょう)
意味:かりをすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・収穫(しゅうかく)
意味:農作物のとりいれ。また、とりいれたもの。(出典:精選版 日本国語大辞典)