列記
「要点を列記する」などのように使う「列記」という言葉。
「列記」は、音読みで「れっき」と読みます。
「列記」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「列記」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
列記の意味
「列記」には次の意味があります。
・並べて書きしるすこと。列書。列叙。(出典:精選版 日本国語大辞典)
箇条書きと同義で使用されます。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その下に生徒の名前が列記されていて、その中に片岡愁二という名前がある。
(出典:野村美月『文学少女シリーズ(全16巻) 1 “文学少女”と死にたがりの道化』)
・後述の会議における重要発言の背景を理解する意味で、次に列記しておく。
(出典:木村裕主『ムッソリーニを逮捕せよ』)
・それには播磨国を与えるという条件の他、数々の特典が列記してあった。
(出典:新田次郎『新田義貞(下)』)
・筆蹟はまた何月何日の何競馬の第何レースとして馬の名が列記してあった。
(出典:松本清張『馬を売る女』)
・分解搬送というのがどのくらい重いものか、参考までに左に列記してみる。
(出典:五味川純平『ガダルカナル』)
類語
・枚挙(まいきょ)
意味:一つ一つ数え上げること。毛挙。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・書立てる(かきたてる)
意味:1項目ずつ取り上げて書き並べる。(出典:デジタル大辞泉)
・箇条(かじょう)
意味:ある事柄を、いくつかに分けて並べて述べた、その一つ一つの条項。(出典:デジタル大辞泉)
・列叙(れつじょ)
意味:並べて書くこと。つらねて叙述すること。列記。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・毛挙(もうきょ)
意味:細かいことまで、一つ一つ数えあげること。些細な点まで指摘すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)