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濫觴とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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濫觴

「濫觴の地に足を踏み入れる」などのように使う「濫觴」という言葉。

「濫觴」は、音読みで「らんしょう」と読みます。

「濫觴」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「濫觴」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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濫觴の意味

「濫觴」には次の意味があります。

・ 《揚子江のような大河も源は觴さかずきを濫うかべるほどの細流にすぎないという「荀子」子道にみえる孔子の言葉から》物事の起こり。始まり。起源。(出典:デジタル大辞泉)

「濫觴」とは孔子が言ったといわれる故事成語で、ものごとの始まりのことを指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・騎士物語が近代小説の濫觴となっているのだが、なかで有名なランスロットを主人公とした長い物語がある。
(出典:宮本百合子『衣服と婦人の生活』)

・即ちその濫觴ともいうべきは古代エジプトに於ける金属の染色術に外ならなかったのである。
(出典:小酒井不木『錬金詐欺』)

・すなわちこれが藩の学館の濫觴をなすものだった。
(出典:藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』)

・これが神代における、【治教的宣伝】の濫觴であつたのである。
(出典:出口王仁三郎『霊界物語 第六巻 霊主体従 巳の巻』)

・後年の博覧会は、本邦では、平賀鳩渓のこの催しが濫觴となったものである。
(出典:吉川英治『牢獄の花嫁』)

類語

機首(きしゅ)
意味:物事の起こり。(出典:精選版 日本国語大辞典)

幕開き(まくあき)
意味:物事の始まり。(出典:デジタル大辞泉)

発端(はったん)
意味:物事のはじめ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

起源(きげん)
意味:物事の起こり。(出典:デジタル大辞泉)

元始(げんし)
意味:物事のはじめ。(出典:デジタル大辞泉)

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