巧妙
「巧妙な罠」などのように使う「巧妙」という言葉。
「巧妙」は、音読みで「こうみょう」と読みます。
「巧妙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「巧妙」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
巧妙の意味
「巧妙」には次の意味があります。
・非常に巧みであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「巧妙」をわかりやすく言うと、とても器用だったり感心するような様子だったりすることです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そして自分の部下たちにも巧妙な嘘をついていたとしか考えられない。
(出典:ヴィンジ『最果ての銀河船団(下)』)
・それは巧妙ではなかったかも知れませんが、安全なやり方でしたよ。
(出典:クリスティ/松本恵子訳『危機のエンドハウス』)
・通信機器も全て、外から見ただけでは分からないよう巧妙に破壊されていた。
(出典:佐島勤『魔法科高校の劣等生 11 来訪者編 <下>』)
・かくて巧妙なる画の花は自然の花の如く美しく鑑賞されるに至るのだ。
(出典:有島武郎『描かれた花』)
・しかしそれもフランソアがあたりに居ないときに巧妙にやるのであった。
(出典:ロンドン/山本政喜訳『野性の叫び』)
類語
・上手(じょうず)
意味:物事にたくみなこと。その道にたくみで、すぐれていること。てぎわのよいこと。また、そのさまや人。巧者。巧手。名人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・絶妙(ぜつみょう)
意味:きわめて巧みであること。この上もなくすぐれて巧妙であること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・堪能(たんのう)
意味:十分に満足すること。(出典:デジタル大辞泉)
・達者(たっしゃ)
意味:物事に慣れていて、巧みなさま。(出典:デジタル大辞泉)
・手練(てだれ)
意味:みがき上げた腕前。熟練した手なみ。なれた手ぎわ。(出典:精選版 日本国語大辞典)