幼稚園
「子供が幼稚園に入った」などのように使う「幼稚園」という言葉。
「幼稚園」は、音読みで「ようちえん」と読みます。
「幼稚園」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「幼稚園」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
幼稚園の意味
「幼稚園」には次の意味があります。
・小学校入学前の幼児のための教育機関。一年・二年・三年保育の課程があり、昭和二二年(一九四七)教育基本法によって教育体系の中に位置づけられた。(出典:精選版 日本国語大辞典)
つまり、小学校に入学する前の幼児を教育する機関のことで、教育体系の中に位置付けられているもののことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・まだ私が幼稚園に上がる前、ストーブのそばで遊んでいたことがあった。
(出典:群ようこ『無印親子物語』)
・わたしの子供のころは、幼稚園に行かない子のほうが多いくらいであった。
(出典:北杜夫『マンボウぼうえんきょう』)
・そんな具合で、私は幼稚園のころ、がまんというものをした記憶がない。
(出典:梅宮アンナ『「みにくいあひるの子」だった私』)
・夫婦は幼稚園に通いはじめたばかりの愛里を養女にくれと申し出てきた。
(出典:柳美里『水辺のゆりかご』)
・現在大都市を中心として極めて僅かの幼稚園が復活しているだけである。
(出典:宮本百合子『今日の日本の文化問題』)
類語
・保育所(ほいくしょ)
意味:児童福祉法に基づいて、保護者が疾病や労働などの理由から、昼間、養育できない学齢以前の乳幼児を保育する児童福祉施設。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・託児所(たくじしょ)
意味:保護者に代わって乳幼児を預かり、保育する施設。(出典:デジタル大辞泉)
・学校(がっこう)
意味:一定の教育目的に従い、教師が児童・生徒・学生に計画的・組織的に教育を施す所。(出典:デジタル大辞泉)
・一時預かり(いちじあずかり)
意味:一時的に家庭での保育ができない場合、おもに昼間において認定こども園、幼稚園、保育所などが乳幼児を預かり、必要な保護をする事業。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・学童保育(がくどうほいく)
意味:共働きやひとり親家庭などの小学生を、放課後や長期休業日に保護者にかわって保育すること。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))