育児
「家事と育児の負担」などのように使う「育児」という言葉。
「育児」は、音読みで「いくじ」と読みます。
「育児」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「育児」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
育児の意味
「育児」には次の意味があります。
・乳幼児を養い育てること。育子。（出典：精選版 日本国語大辞典）
つまり、赤ん坊や幼い子供を育てることを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・部長の妻が育児のことに話題を変えたので、病院の不手際の話になった。
（出典：丸谷才一『年の残り 他』）
・どんな育児の本も、必ずとり落しなく触れている一つのことがあります。
（出典：宮本百合子『最初の問い』）
・今後も育児指導に訪問することを納得させるだけで、その日は終わった。
（出典：牧野修『スイート・リトル・ベイビー』）
・このあたり、育児とか職業生活に対する考えが、日本とは基本的に違う。
（出典：沖藤典子『女が会社へ行きたくない朝』）
・そこに重大なわれわれの育児の知識以上の、親と子の接触があります。
（出典：羽仁もと子『おさなごを発見せよ』）
類語
・子育て（こそだて）
意味：子供を育てること。育児。（出典：デジタル大辞泉）
・子守（こもり）
意味：子どもの面倒をみること。また、それをする人。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・保育（ほいく）
意味：生まれて間もない人を、保ち育てる営みのこと。（出典：日本大百科全書(ニッポニカ)）
・乳養（にゅうよう）
意味：乳(ちち)を飲ませて養育すること。乳児を養い育てること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・養育（よういく）
意味：養い育てること。（出典：デジタル大辞泉）
