老若男女
「老若男女問わずに募集している」などのように使う「老若男女」という言葉。
「老若男女」は、音読みで「ろうにゃくなんにょ」と読みます。
「老若男女」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「老若男女」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
老若男女の意味
「老若男女」には次の意味があります。
・ 老人、若者、男性、女性、すべての人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「老若男女」をわかりやすくいうと、性別や年齢を問わずすべての人のことです。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・その為の捨て石となる覚悟は老若男女を問わず市民全員が持っている。
(出典:高橋昌也『ガンダム・センチネル』)
・家々の戸が待っていたように開いて、老若男女がぞろぞろと外へ出て来た。
(出典:笹沢左保『雪に花散る奥州路』)
・ここに住む老若男女の数も、彼にはおよそどれほどと言って見ることもできない。
(出典:島崎藤村『夜明け前』)
・村の老若男女がトロッコやネコ車と呼ばれる小さな車で土や石を運んでいる。
(出典:水木楊『田中角栄 その巨善と巨悪』)
・老若男女を問わず、すべての人に同じ魅力的な愛想のよさと理解を傾ける。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 7 竜の夜明け〔上〕』)
類語
・会衆(かいしゅう)
意味:会合・集会などに寄り集まった人々。(出典:デジタル大辞泉)
・誰も彼も(だれもかれも)
意味:すべての人が。だれもかれも。(出典:デジタル大辞泉)
・万人(ばんにん)
意味:すべての人。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・奴腹(やつばら)
意味:複数の人々を卑しめていう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・衆人(しゅうじん)
意味:多くの人。(出典:精選版 日本国語大辞典)