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穀潰しとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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穀潰し

「穀潰しのような暮らし」などのように使う「穀潰し」という言葉。

「穀潰し」は、「穀」が音読み、「潰し」が訓読みで「ごくつぶし」と読みます。

「穀潰し」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「穀潰し」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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穀潰しの意味

「穀潰し」には次の意味があります。

定職もなくぶらぶらと遊び暮らす者。無為徒食の者をののしっていう語。(出典:デジタル大辞泉)

自分は働かず、他人の稼ぎで暮らす者といった意味であり、侮蔑的な言葉です。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・子供の頃は、秀才と誉められていても、今はただの穀潰しだ。
(出典:岩井志麻子『夜啼きの森』)

ごくつぶしのような人間でもいなくなれば寂しいのが人情というもので、仙人と出かけた息子の帰りを待つ父親は、後妻の家にもあまり寄り付かなくなっていた。
(出典:仁木英之『僕僕先生』)

穀潰しと言われる二流大学を出て、熱意もないが望む職もないので教職を選んでしまった。
(出典:小林めぐみ『ねこのめ 第3巻 六分儀の未来』)

・いまは、本庁捜査一課の元刑事という肩書だけで民間の調査会社に席を与えられ、日がな一日、新聞を読んで過ごすだけの穀潰しじゃないか。
(出典:永瀬隼介『デッドウォーター』)

・こういう現象を評して世間の人々は、「あの家にはとんだ穀潰しの息子が生まれてきたもんだ」などと言う。
(出典:竹内久美子『そんなバカな! 遺伝子と神について』)

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類語

無為徒食(むいとしょく)
意味:何の仕事もしないでただぶらぶらして暮らすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ニート
意味:非労働力人口のうち、15〜34歳の未婚で、就業せず、職業訓練、就学、家事や家業の手伝いもしていない者を指す造語。(出典:百科事典マイペディア)

フリーター
意味:定職につかず、アルバイトなどで生活費を得ている人。(出典:デジタル大辞泉)

風太郎(ぷうたろう)
意味:定職をもたず、ぶらぶらしている人。また、住居を定めず、さまよい歩く人。(出典:デジタル大辞泉)

放蕩(ほうとう)
意味:思うままに振る舞うこと。特に、酒や女遊びにふけること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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