倒壊
「老朽家屋が倒壊する」などのように使う「倒壊」という言葉。
「倒壊」は、音読みで「とうかい」と読みます。
「倒壊」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「倒壊」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
倒壊の意味
「倒壊」には次の意味があります。
・建物などがたおれてつぶれること。(出典:デジタル大辞泉)
「倒壊」をわかりやすく言うと、漢字の通り「倒れて壊れること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかしもし自分の家が倒壊したとすればあの瞬間であったかも知れない。
(出典:和辻哲郎『地異印象記』)
・それほどの高度を持つ塔の倒壊は、非常にゆっくりとしたものに思えた。
(出典:雨木シュウスケ『聖戦のレギオスI 眠りなき墓標群』)
・倒壊して炎を吹いている家からどのようにして脱け出したのか知らない。
(出典:森村誠一『分水嶺』)
・これにより市内には相当数の家屋の倒壊とともに各所に火災が発生した。
(出典:阿久悠『瀬戸内少年野球団』)
・八月に近くなるとフカバ地区の家のほとんどは倒壊寸前の状態になった。
(出典:新田次郎『昭和新山』)
類語
・決壊(けっかい)
意味:堤防などが切れて崩れること。(出典:デジタル大辞泉)
・崩落(ほうらく)
意味:くずれて下へ落ちる。こわれ落ちる。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・瓦解(がかい)
意味:一部の瓦(かわら)のくずれ落ちることが屋根全体に及ぶように、ある一部の乱れ・破れ目が広がって組織全体がこわれること。(出典:デジタル大辞泉)
・陥没(かんぼつ)
意味:地盤などの一部が落ち込んで穴ができること。土地が沈下すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・陥落(かんらく)
意味:穴などに落ち込むこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)