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殖産興業とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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殖産興業

「殖産興業というスローガン」などのように使う「殖産興業」という言葉。

「殖産興業」は、音読みで「しょくさんこうぎょう」と読みます。

「殖産興業」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「殖産興業」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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殖産興業の意味

「殖産興業」には次の意味があります。

生産をふやし、産業をさかんにすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

特に、明治期に日本政府が産業化を進展させるために採った政策を指します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・人材の登用・殖産興業・軍制改革と、めまぐるしい変化が行われたのだ。
(出典:南條範夫『山岡鉄舟(二)』)

・藩の殖産興業の模範といったようなものもある。
(出典:中里介山『大菩薩峠』)

・田中先生は有用植物のことに非常に重きを置かれて、殖産興業の上に非常な功績を残された。
(出典:牧野富太郎『植物記』)

・人を野蛮界から文明界へ導いておいてその上で殖産興業を教ゆべしだ。今までの勧業政策や殖産主義は根本において間違った処があると思う。
(出典:村井弦斎『食道楽』)

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類語

産業政策(さんぎょうせいさく)
意味:一国あるいは一地方の産業の育成・発展を図るためにとられる政策。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

富国強兵(ふこくきょうへい)
意味:幕末・明治初期における急速な資本主義化と軍備の充実をめざすスローガン。同時に唱えられた「殖産興業」「文明開化」のスローガンも究極の目標は「富国強兵」にあった。(出典:旺文社日本史事典 三訂版)

興業(こうぎょう)
意味:新しく事業を興すこと。また、産業を盛んにすること。(出典:デジタル大辞泉)

勧業(かんぎょう)
意味:農業、工業などの生産を盛んにするために、これらの産業を奨励すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

起業(きぎょう)
意味:新しく事業を始めること。(出典:デジタル大辞泉)

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