猛暑
「今年は猛暑が続く」などのように使う「猛暑」という言葉。
「猛暑」は、音読みで「もうしょ」と読みます。
「猛暑」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「猛暑」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
猛暑の意味
「猛暑」には次の意味があります。
・激しい暑さ。酷暑(こくしょ)。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「猛暑」をわかりやすく言うと、普通の暑さではなく、とても暑いことです。
日本では最高気温が35℃以上になると猛暑日と言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・六月でこうなのだから、今年の夏本番はどれほど猛暑になるのか心配になってくる。
(出典:米澤穂信『小市民シリーズ3-2 秋期限定栗きんとん事件〈下〉』)
・だが、その猛暑はそれすらも、はねのけるほどの熱量をもたらしていた。
(出典:梅原克文『カムナビ(下)』)
・服装は何を考えているのか、この猛暑の中で真っ黒な修道服だった。
(出典:鎌池和馬『とある魔術の禁書目録 第7巻』)
・出張の業務はなんとか無事にこなしたが、タイは猛暑のまっ最中だった。
(出典:阿刀田高『花の図鑑(上)』)
・今年の夏は猛暑ということもあって、私はずっと家で映画ばかり観て過ごした。
(出典:柴門ふみ『四十雀の恋もステキ』)
類語
・酷暑(こくしょ)
意味:ひどく暑いこと。真夏の厳しい暑さ。(出典:デジタル大辞泉)
・炎暑(えんしょ)
意味:真夏の燃えるような暑さ。炎熱。酷暑。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・極暑(ごくしょ)
意味:きわめて暑いこと。また、一年中でもっとも暑いとき。酷暑。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大暑(たいしょ)
意味:はげしい夏の暑さ。夏のきびしい暑さ。酷暑。極暑。烈暑。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・厳暑(げんしょ)
意味:きびしい暑さ。酷暑。(出典:デジタル大辞泉)