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悪循環とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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悪循環

「悪循環を繰り返す」などのように使う「悪循環」という言葉。

「悪循環」は、音読みで「あくじゅんかん」と読みます。

「悪循環」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「悪循環」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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悪循環の意味

「悪循環」には次の意味があります。

ある事柄が他の悪い状態を引き起こし、それがまた前の事柄に悪影響を及ぼす関係が繰り返されて、事態がますます悪くなること。(出典:デジタル大辞泉)

「悪循環」とは、最初の悪いことが原因となり、次々と「悪い」ことが「循環」して繰り返されてしまうことを意味します。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その間、当然授業には出ないので、テストの点数も下がるという悪循環が繰り返される。(出典:稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』)

・こいつが、ほっときゃブタみたいに食うんだよ。食ってすぐ胃薬飲んで、横になって、また食うだろ、悪循環なんだよ、こいつは。(出典:つかこうへい『蒲田行進曲』)

・発熱の原因がわからなければ検査の数も増え、不安も増してしまう。いずれにしろ体力を消耗させる悪循環ができてしまう。(出典:初野晴『水の時計』)

・私は長いこと、ダイエットの悪循環から逃れられなかった。苦しい食事制限をして目標に達したとたん、あっという間に元のもくあみ。(出典:森瑤子『終りの美学』)

・大勢雇っていた従業員を次々と解雇し、仕事の規模も縮小させる。物事が悪いほうへ向かっていく悪循環の典型的パターンだ。(出典:東野圭吾『幻夜』)

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類語

負の連鎖ふのれんさ
意味:よくない出来事が連続して起きること。また、一つのよくない出来事が原因となって悪循環が連鎖的に起きること。(出典:デジタル大辞泉)

負のスパイラルふのすぱいらる
意味:連鎖的に悪循環が生じること。(出典:デジタル大辞泉)

堂堂巡どうどうめぐり
意味:同じ所をぐるぐると回ること。また、考えや議論などが、同じことをいつまでも繰り返して進展しないこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)

一進一退いっしんいったい
意味:  進んだり、退いたりすること。また、情勢がよくなったり、悪くなったりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

蟻地獄ありじごく
意味:すり鉢状の穴。脱け出せない苦しい状況のたとえにもいう。(出典:デジタル大辞泉)

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