解任
「社長を解任する」などのように使う「解任」という言葉。
「解任」は、音読みで「かいにん」と読みます。
「解任」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「解任」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
解任の意味
「解任」には次の意味があります。
・ 特定の地位や任務を解くこと。役をやめさせること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「解任」をわかりやすく言うと「役職をやめさせること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・「勝利」が近づいた時にマッカーサーが解任された理由は何であろうか。
(出典:松本清張『日本の黒い霧(下)』)
・その二日後には華国鋒の首相就任と副首相・小平の全職解任が公表された。
(出典:佐藤正明『陽はまた昇る 映像メディアの世紀』)
・この現在のありさまを見たら、わたくしはその場で解任されます。
(出典:皆川博子『聖女の島』)
・もし私がここであなたを解任すると言ったらどうしますか?
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)』)
・王の名の下に本日をもって貴君をティレドン騎士団長の職から解任する。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第6巻 「獅子の胎動」』)
類語
・解職(かいしょく)
意味:その職を辞めさせること。(出典:デジタル大辞泉)
・免職(めんしょく)
意味:職をやめさせること。特に、公務員の地位を失わせること。(出典:デジタル大辞泉)
・御役御免(おやくごめん)
意味:ある役目をやめさせられること。また、仕事をしなくてもよくなること。(出典:デジタル大辞泉)
・解雇(かいこ)
意味:使用者側から雇用契約を解除すること。首にすること。(出典:デジタル大辞泉)
・免官(めんかん)
意味: 官職をやめさせること。(出典:デジタル大辞泉)