剪定
「庭木を剪定する」などのように使う「剪定」という言葉。
「剪定」は、音読みで「せんてい」と読みます。
「剪定」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「剪定」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
剪定の意味
「剪定」には次の意味があります。
・樹木の生育や結実を調整したり、樹形を整えたりするため、枝の一部を切り取ること。「庭木を剪定する」(出典:デジタル大辞泉)
「剪定」をわかりやすく言うと「木や草などを見栄えが良くなるように、また、よく育つように枝などを切って揃えること」という意味になります。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・これだけの広さの庭園だと、剪定だけでもかなりの時間がかかることになるだろう。
(出典:姉小路祐『風水京都・竹の殺人』)
・言いかえれば作者の感情のままに自然は剪定されるのである。
(出典:高浜虚子『俳句への道』)
・剪定ばさみというのは、小さな手首をカットするのに、実に都合がいい。
(出典:乙一『GOTH -リストカット事件』)
・植込みをしたり、剪定をしたり、刈りこみをしたり、虫の駆除をしたり。
(出典:アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯』)
・その花壇の中に、剪定鋏を持ってバラを切っているあの人の姿を発見したのである。(出典:南里征典『赤坂哀愁夫人』)
類語
・枝打ち(えだうち)
意味:林内の光環境の改善、良好な景観の保持及び優良材の生産等を図るために、樹木の枝を落とす作業。(出典:農林水産関係用語集)
・摘心(てきしん)
意味:果樹などの頂芽を摘みとること。(出典:デジタル大辞泉)
・刈る(かる)
意味:伸び茂っているものを根元を残して切り払ったり、切り取ったりする。(出典:デジタル大辞泉)
・除草(じょそう)
意味:雑草を取り除くこと。草とり。(出典:デジタル大辞泉)
・摘芽(てきが)
意味:果樹・果菜などのむだな芽をつみとって、特定部分の生育を調節すること。(出典:デジタル大辞泉)