迷信
「迷信に惑わされる」などのように使う「迷信」という言葉。
「迷信」は、音読みで「めいしん」と読みます。
「迷信」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「迷信」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
迷信の意味
「迷信」には次の意味があります。
・俗信のうちで、合理的根拠のないもの。(出典:デジタル大辞泉)
「迷信」をわかりやすく言うと「人々に信じられているが、合理的な根拠を欠くもの」という意味になります。
「迷信」は、あまり良い意味では使いません。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いろいろな迷信・伝承が入り混じっているのではないかと思います。
(出典:大川隆法『神秘の法』)
・彼等は又その宗教的立場からして、支那人の祭祖を一種の迷信と認めた。
(出典:桑原隲蔵『支那の孝道殊に法律上より観たる支那の孝道』)
・僕が夢を一概に迷信として排斥すべからずといったのもこれがためである。
(出典:新渡戸稲造『自警録』)
・国家国民の将来を危うくするような迷信が眼前の日本に流行してはいないか。
(出典:寺田寅彦『千人針』)
・いずれも迷信を人に諭すに、最も分かりやすく、かつ興味ある話である。
(出典:井上円了『迷信解』)
類語
・空想(くうそう)
意味:現実にはあり得ないような事柄を想像すること。(出典:デジタル大辞泉)
・想像(そうぞう)
意味:実際には経験していない事柄などを推し量ること。(出典:デジタル大辞泉)
・幻想(げんそう)
意味:現実にはないことをあるかのように心に思い描くこと。(出典:デジタル大辞泉)
・錯覚(さっかく)
意味:思い違い。勘違い。(出典:デジタル大辞泉)
・虚像(きょぞう)
意味:実際とは異なる、作られたイメージ。(出典:デジタル大辞泉)