生存
「生存の証し」などのように使う「生存」という言葉。
「生存」は、音読みで「せいぞん」と読みます。
「生存」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「生存」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
生存の意味
「生存」には次の意味があります。
・生きてこの世にいること。生命を存続すること。(出典:デジタル大辞泉)
「生」は「いきる」、「存」は「いる」を意味する漢字です。
「生存」をわかりやすく言うと「生きている」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・人間として生存し、生活していくには、一定の条件が必要になります。
(出典:大川隆法『秘密の法』)
・これによって見ると、始めにはきっと月にも人類が生存していたに違いない。
(出典:江見水蔭『月世界跋渉記』)
・そのような人間は地球上にも、他の星にも生存していなかったのだ。
(出典:ディック/仁賀克雄訳『ウォー・ヴェテラン』)
・世の中に住む人間の一人として、私は全く孤立して生存する訳に行かない。
(出典:夏目漱石『硝子戸の中』)
・無事に作家として生存して来たと思ってでもいるのであろうか。
(出典:宮本百合子『婦人と文学』)
類語
・在世(ざいせ)
意味:世に生きていること。(出典:デジタル大辞泉)
・生息(せいそく)
意味:ある場所にすむこと。多く動物についていう。(出典:デジタル大辞泉)
・存命(ぞんめい)
意味:この世に生きていること。(出典:デジタル大辞泉)
・残存(ざんぞん)
意味:なくならないで残っていること。(出典:デジタル大辞泉)
・生残(せいざん)
意味:生き残ること。(出典:実用日本語表現辞典)