接種
「ワクチンを接種する」などのように使う「接種」という言葉。
「接種」は、音読みで「せっしゅ」と読みます。
「接種」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「接種」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
接種の意味
「接種」には次の意味があります。
・ウイルス・細菌・ワクチンなどを人体や動物の体内に移植すること。(出典:デジタル大辞泉)
接種は免疫を作るために抗原を体内に入れることを言います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
接種の使い方・例文
・自分はワクチン接種をして元気だ、とアレッサンははっきり述べていた。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 10 竜の貴婦人〔下〕』)
・胞子を接種するのは一回だけでいい、という事実を忘れてはいけない。
(出典:カーソン/青樹簗一訳『沈黙の春』)
・トロンシャンも行わなかったような接種の実験が、これで立派に完成したわけだ!
(出典:サド/澁澤龍彦訳『閨房哲学』)
・それに最近はたいていの飼い主が幼犬のうちに予防ワクチンを接種させている。
(出典:森村誠一『異型の街角』)
・あなたは人間にも動物にも、あの病のワクチン接種をするつもりなんでしょう?
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 10 竜の貴婦人〔下〕』)
類語
・予防接種(よぼうせっしゅ)
意味:疾病を予防するためにワクチンを摂取すること。(出典:栄養・生化学辞典)
・ワクチン
意味:ヒトや動物を自動的に免疫するために用いられる抗原をいう。(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
・注射(ちゅうしゃ)
意味:注射器を使って薬液などを体内に注入すること。(出典:デジタル大辞泉)
・点滴注射(てんてきちゅうしゃ)
意味:薬液や栄養物の投与あるいは輸血などで、長時間かけて一滴ずつ静脈内に注入する方法。(出典:デジタル大辞泉)