製作
「家具を製作する」などのように使う「製作」という言葉。
「製作」は、音読みで「せいさく」と読みます。
「製作」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「製作」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
製作の意味
「製作」には次の意味があります。
・道具や機械などを使って品物を作ること。(出典:デジタル大辞泉)
製作のために使う道具や機械は大きさに関係なく、大量生産ではないものを作る場合も「製作」を使います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
製作の使い方・例文
・それができないのは製作者の出発点に根本的な誤謬があるためであろう。
(出典:寺田寅彦『映画芸術』)
・他人の製作に対する私の心持ちにも同じようなものがないとは言えない。
(出典:和辻哲郎『転向』)
・人形と彫刻とは丸で格段の違いである。その違う製作的根拠をはっきりと気がついたのはその栄螺の彫刻の時だ。
(出典:高村光太郎『回想録』)
・剣士はこれでいいのだろうかと思いつつも、今夜も製作に励はげむのだった。
(出典:和田篤志『異世界の聖機師物語』)
・私はこの像製作の少し前頃から丸刀を使い始めたのではないかと思う。
(出典:高村光太郎『回想録』)
類語
・生産(せいさん)
意味:人間が自然に働きかけ、財・サービスをつくりだし、または採取・育成する活動。(出典:デジタル大辞泉)
・制作(せいさく)
意味:芸術作品などを作ること。(出典:デジタル大辞泉)
・創造(そうぞう)
意味:新しいものを初めてつくり出すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・製造(せいぞう)
意味:原料に手を加えて製品にすること。(出典:デジタル大辞泉)
・創作(そうさく)
意味:新しいものをつくり出すこと。(出典:デジタル大辞泉)