壊滅
「組織が壊滅する」などのように使う「壊滅」という言葉。
「壊滅」は、音読みで「かいめつ」と読みます。
「壊滅」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「壊滅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
壊滅の意味
「壊滅」には次の意味があります。
・すっかりだめになってしまうこと。組織などが総崩れになること。（出典：デジタル大辞泉）
「壊」は「こわれる」、「滅」は「ほろびる」を意味する漢字です。
「壊滅」は「壊れて滅び、すっかりダメになること」を意味します。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・ジル・ピザンを壊滅させるのに科学的兵器は何も必要としなかったのだ。
（出典：高千穂遙『クラッシャージョウ・シリーズ(全13巻) 1 連帯惑星ピザンの危機』）
・実際にはこの戦争への理解度をテストしたのだが、壊滅的な出来だった。
（出典：榊涼介『ガンパレード・マーチ 13-山口防衛戦2』）
・ここの原住民たちは、惑星壊滅の危機に追われてるわけじゃないからな。
（出典：A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 6 奴隷狩りの惑星』）
・たった一発じゃ日本の製造業を壊滅させることはできないんじゃなくて?
（出典：松岡圭祐『千里眼 ファントム・クォーター』）
・そしてその場所こそは新聞などで壊滅したと言われていた場所に違いなかった。
（出典：島尾敏雄『出発は遂に訪れず』）
類語
・自滅（じめつ）
意味：自分の行動が原因となって、自分が滅びること（出典：精選版 日本国語大辞典）
・全滅（ぜんめつ）
意味：一つも残らずほろびること。また、一つも残さずほろぼすこと。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・衰弱（すいじゃく）
意味：・からだや物の勢いなどがおとろえよわること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・衰退（すいたい）
意味：勢いや活力が衰え弱まること（出典：デジタル大辞泉）
・弱体化（じゃくたいか）
意味：組織や機構、体制などの力が弱くなること。また、その力を弱くすること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
