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痛切とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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痛切

「必要性を痛切に感じる」などのように使う「痛切」という言葉。

「痛切」は、音読みで「つうせつ」と読みます。

「痛切」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「痛切」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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痛切の意味

「痛切」には次の意味があります。

身にしみて強く感じること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

痛切はあるものごとから受ける思いや感情を、身にしみて強く感じるような場合に用いる言葉です。類語に「深刻」と「切実」がありますが、「深刻」はある事態が切迫した状態の程度を、「切実」はある事態がその人の生活に深くかかわっている状態を表わす、という点で異なります。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・生涯いかなる事があっても、けっして忘れられないほど痛切に理解した。
(出典:夏目漱石『坑夫』)

・戦争に妙な論理が必要だということは、我々が痛切に経験したことである。
(出典:坂口安吾『安吾の新日本地理』)

・科学は進歩するが人間は昔も今も同じであるという事を痛切に感じないではいられない。
(出典:寺田寅彦『ルクレチウスと科学』)

・互いの胸の痛みと混乱は、確認し合わなくとも痛切に理解することができた。
(出典:貫井徳郎『天使の屍』)

・人には絶対的価値があるということが、子を亡くした場合に最も痛切に感じられた。
(出典:和辻哲郎『初めて西田幾多郎の名を聞いたころ』)

類語

ひしひし(と)
意味:強く身に迫るさま、強く身にこたえるさまを表わす。(出典:精選版 日本国語大辞典)

深刻(しんこく)
意味:容易ならない事態と受けとめて、深く思いわずらうこと。(出典:デジタル大辞泉)

切実(せつじつ)
意味:心に強く感じるさま。(出典:デジタル大辞泉)

つくづく
意味:心に深くしみこんで、しんみりとするありさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

無性に(むしょうに)
意味:ある感情が激しく起こるさま(出典:デジタル大辞泉)

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